
【12/31】2025年振り返り
【総論編】
本当にたいへんでたいへんな1年で部分的に記憶がない2024年を引きずった2025年の幕開け。その2024年度の4年生の卒業研究12名の仕上げから2025年がスタート。みんな自律して取り組んでくれたことがとても助かった。中等の技術教育専攻と,初等の情報・ものづくりコースという体制では最後の卒業生を涙と共に送り出し,2025年度をスタート。板垣研としては技術科の学生に加え,初等教育専攻の学生が3人,ファーストペンギン的にゼミに入って新しい風を吹き込んでくれた。前年度に崩れた体制を整えるために,今年度はいろいろな業務を整理したり,意図的にスケジュールに余白を作ったりした。そのかいもあり,やることは多かったけど比較的穏やかに過ごすことができた1年だった。
【研究編】
査読付き論文は7本。そのうち筆頭著者で2本。この2本はいずれも卒業生が当時卒業研究として取り組んだものを形にしたもの。ゼミ生との成果が形になることはとてもうれしいし,いつも一緒に取り組んでくださる共同研究者の皆様に感謝。そして,院生の武田が大学の紀要とはいえ査読論文としてAccept。武田のハングリーな姿勢がよく現れた業績になったと思う。
査読なし論文や学会・研究会発表は38件。JSTEやJSETを中心に。そのうち,ゼミの学生によるものが23件。特に,JSTE全国大会では院生が,JSTE東北支部大会では2・3年生も含めてとても頑張ってくれた。
著書の面では,中学校技術科の教科書やその解説編が3本,の最新版が開隆堂から出版された。
科研費としては,研究代表者がないのが反省であったが,研究分担者として4件,主にプログラミング教育やシステム開発,データの利活用の立場で関わらせていただいた。企業との連携は,広教,BIPROGY,Google,Swellと取り組ませていただいた。自分だけでは手を伸ばしきれないところに交えていただけたことに感謝。
国際的な面でいうと,シンガポールや韓国を訪問したが,いずれも視察にとどまり,国際学会発表等のアウトプットはできなかった。
【ゼミ運営編】
3月に12名を送り出し,内3名は教職大学院生として研究室に残ることに。学部生と合わせて年末次点で8名に。前年までのいろいろあったときと比べるとコンパクトだけど適正規模に。前述の研究業績の通り,院生のリードのもとみんな本当によく頑張っているし,しっかり外を見ていることにも関心。学会等でみんなと出張できることが本当に楽しかった。アクティブな様子が伝わるWebサイトを小川が素敵に作ってくれたのも嬉しかった(https://italab.info/)。一方で,やっぱり大学は義務教育ではないので,本人の取り組み方によるところは大きい。平等さと公平さのバランスは考えさせられる。
【社会貢献編】
国に関わる部分としては,学校DX戦略アドバイザーや研究開発学校運営指導委員(宮教大附属小)ほか,文部科学省関係で4件関わらせていただいた。各自治体では,仙台市GIGAスクール推進協議会会長ほか,多数の自治体や学校の指導,助言,研修等を担当させていただいた。ときには学生の同行も認めていただき,貴重な機会に交えていただけたことにも感謝。
学会に関わる部分としては,JSETの大会企画委員会の任期を終え,総務委員や特集号の編集委員として,JSTEは大学生コンテストの特任理事,東北支部大会副実行委員長に加えて,2026年度の全国大会@宮教大に向けた大会実行委員会事務局長,として,JAETは継続して大会企画委員会の研究発表の主担当として,それぞれ尽力させていただいている。特に,JSTE全国大会は大仕事になるので,皆様の力も借りながら成功させたい。査読も2桁担当した。
ほか登壇する機会として,内田洋行によるNew Education Expoは初めて東京・大阪の両会場でお話しさせていただいた。サテライト会場として本学の教室を活用していただけたこともありがたい。夢ナビにも取材をしていただいた。
【学内業務編】
自身の授業としては,「中等技術科教育法A」「技術科内容基礎講義(情報とコンピュータ)」「技術科内容実験実習(情報とコンピュータ)」「中等技術科内容構成基礎論」「生活系教育概論」「情報活用の基礎」「教育体験初年次演習I」「教育体験初年次演習II」「教職実践演習」「教育とコンピューター・データサイエンス入門」「情報活用能力とプログラミングの活用」「子どもの問いと理数・自然系教育の創生」をオムニバスも含めて担当した。また,技術教育授業運営部会主任のほか,学内委員会の業務としては,諸事情を鑑みて大幅に免除していただいたが,情報基盤推進室副室長,採用人事の主査等15件担当した。
自分としても世の中的にも安定的に一定以上の質で仕事をするにはまだ努力と精査が必要だと思う。プライオリティやウェイトの置き方や時間の使い方には今一度気をつけて,特にインプットの時間をしっかり割けるようにしながら,アウトプットをしていきたい。
2026年もよろしくお願いいたします。
