2025.11.14-15
第51回全日本教育工学研究協議会全国大会@つくば
2025年11月14日と15日に茨城県つくば市で開催された全日本教育工学研究協議会全国大会に,学部3年生3名が参加してきました。
1日目の午前中は,つくば市立みどりの学園義務教育学校の公開授業を参観しました。生成AIやプログラミングなどICTを活用した授業が多く行われており,教員を目指す私たちにとって非常に刺激的で,学びの多い時間となりました。
その後は,つくば市国際会議場に移動し,文部科学省初等中等教育局 学習情報基盤・教材課長の寺島史朗さんによる基調講演,そして東京学芸大学教職大学院教授の堀田龍也先生による特別講演を聴講しました。さらに,公開授業を行ったつくば市の小中高の先生方によるパネルディスカッションも行われ,GIGAスクール構想の成果や今後の課題,情報活用能力の重要性など,現在の教育とこれからの教育ついて改めて考える機会になりました。特に,ICTを活用した授業デザインについて深く理解できたことは,自分たちの研究などに大きく影響しそうだと感じました。
1日目の夜は,信州大学の佐藤和紀先生をはじめ,現場の先生方が多数参加する懇親会に参加させていただきました。普段なかなか現場の先生とゆっくり話す機会がない私たちにとって,とても貴重な場でした。また,佐藤先生の研究室の学生さんとも交流し,お互いの研究テーマやゼミ活動について話す中で,新しい視点を得ることができ,「自分たちももっと頑張ろう」と背中を押された時間でもありました。
2日目は研究発表の聴講がメインでした。現場の教員の方から企業の研究者の方まで,授業実践や教材開発,システム開発など幅広い内容の発表が行われており,多くの知見を得ました。特に,日々の校務をこなしながら研究を続け,このような場で成果を発表している教員の姿には強い憧れを抱き,「自分も学び続けられる教員になりたい」と気持ちが引き締まりました。
2日間を通して,本当に多くの学びや出会いがありました。今回得た経験を自分たちの研究や授業づくりに生かし,次は私たち自身がこのような場で発表できるように,日々の活動により一層取り組んでいきたいと思います。